とらやの羊羹 秋パッケージ
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数か月前、父と母の喜寿と古希のお祝いをしました。そのお返しとして、パッケージの小型羊羹10本入りをいただきました。入っているのは、小倉羊羹の「夜の梅」、抹茶入り羊羹の「新緑」、黒砂糖入り羊羹の「おもかげ」の3種類です。小型羊羹が入っている小箱は、日本風な美しい秋のデザインになっており、見ていて癒されます。
箱に入っていた”お菓子のしおり”を読み、古くからある和菓子文化に触れていると楽しい気持ちになってきます。しおりには、これまでの歴史が簡単に書かれていました。
「とらやは室町時代後期に京都で創業し、後陽成天皇ご在位中(1586~1611)より御所の菓子御用を勤めてまいりました。明治2年(1869)の東京遷都の際、京都店はそのままに東京店を開設。昭和55年(1980)にはパリに出店し、和菓子を通じた日本文化の紹介と相互交流を目指しております」
約500年の歴史があるお店なのですね。日本の歴史上の人物もとらやを知っていたんでしょう。そんなことを考えていると、食べるのにも身が引き締まるような思いです(*'ω'*)
羊羹の歴史は鎌倉時代頃に”羊肉のスープ”として入ったのが最初のようです。日本文化の入り口マガジン和樂webによると、
「羊羹が甘い菓子として広まっていくのは江戸時代のことで、寛政年間(1789~1801)の頃には、寒天を入れて練り固めて作る煉り羊羹が考案されたと言われています。」
とらやも羊羹も500年前からあったもので、日本の様々な時代や人々が親しんできたものだと思うと、興味深いです。羊羹といえば、「すごく甘い」「お砂糖が多い」など、個人的には避けてきたものですが、おいしいお茶でも入れて、優雅に羊羹をいただいてみようかなという気持ちになってきました。
(羊羹の賞味期限について)
羊羹の賞味期限(おいしく召しあがれる期限)は、未開封で製造から1年です。時間の経過と共に糖蜜が出やすくなりますが、賞味期限後も1年は、お召し上がりいただけます。
羊羹は長期保存が可能なので、非常食としてもおススメみたいです。
普段、食べなれない本格的な和菓子屋のお菓子。珍しくて記事にしてみました( ´艸`)